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プリンセスマインド

あなたの価値は、あなたが決める。

マインドセット STEP3

あの人の「美しさ」は、顔の話じゃなかった

あの人の「美しさ」は、顔の話じゃなかった

記憶の中の、美しい人たち

少し、思い出す時間を取ってほしい。

電車で席を譲った人。

雨の日に傘を傾けてくれた先輩。

目尻にシワを寄せて笑った人。

カフェで何かに夢中になっていた人。

あるいは、あなただけが知っている誰か。これまでの人生で「美しいな」と感じた瞬間の人たちだ。

並べてみて、気づくことがある。あなたはその人たちの顔を、ほとんど覚えていない。覚えているのは、動きと、声と、空気。美しさの記憶は、なぜかいつも顔の解像度が低い。

これは偶然ではない。あなたが美しさとして記録していたものが、最初から顔ではなかったからだ。


あなたのデータが、あなたの信念と矛盾している

ここに、静かな矛盾がある。

あなたの信念はこうだ。「美しさとは外見のこと。だから目が大きいほうがいい、肌がきれいなほうがいい、痩せているほうがいい」。鏡の前の採点は、全部この信念に基づいて行われている。

一方、あなたの記憶——実際に美しさを感じた瞬間の記録——はこう言っている。「美しさを感じたとき、顔はほとんど見ていなかった。見ていたのは、その人の在り方だった」。

信念とデータが食い違っている。そして科学でも日常でも、信念とデータが食い違ったとき、見直すべきなのは信念のほうだ。あなたの目は、世間に教わった定義よりも、ずっと正確に美しさを検出してきた。検出結果を信じていなかっただけで。


その定義は、どこから来たのか

では「美しさ=顔の完成度」という信念は、どこから来たのか。

あなたが自分で発見したものではない。実体験から導いた結論でもない。あなたの実体験は、むしろ逆を示している。つまりあの信念は、外から持ち込まれたものだ。誰かが作った定義を、いつからか自分の定義として採用していた。

どこの誰が、何のために作った定義なのか。

——その話は、次の記事からじっくりやりたい。

今日のところは、ひとつの事実だけ確認できれば十分だ。

世間の定義とは別に、あなた自身の定義が、あなたの中にすでにある。 記憶という形で、何年も前から保存されている。


その目は、あなたにも向けられる

あなたが美しい人たちを見つけたとき、審査基準は使われなかった。パーツの採点も、体重の確認もしなかった。ただ、在り方を見て、空気を感じて、美しいと思った。

その目は、あなたの目だ。あなたの中に常設されている。そしてその目は、原理的には、鏡の中の人にも向けられる。

今すぐ「自分を美しいと思いましょう」という話ではない。それは無理がある。思えないものは思えない。ただ、順番として、こういうことは言える。採点表を持った目で自分を見続ける限り、美しさは永遠に見つからない。採点表に載っていないものなのだから。あなたが他人に向けてきたあの目に、いつか交代してもらう必要がある。

その交代は、ゆっくりでいい。このシリーズは、そのための時間だ。


✦ ✦ ✦

三つ、書き出してみる

層の締めくくりに、小さな宿題をひとつ置いておきたい。

スマホのメモでいい。あなたが「美しい」と感じた瞬間を、三つ書き出してみてほしい。 一行ずつでいい。誰の、どんな瞬間だったか。

書き終わったら、数えてみる。三つのうち、顔の話はいくつあったか。

たぶん、ゼロだ。そのメモが、あなたがすでに持っている「美しさの定義」の、最初の証拠になる。消さずに取っておいてほしい。このシリーズの最後にもう一度、それを見る日が来る。

PRIELLE編集部

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PRIELLE 編集

「あなたの価値は、あなたが決める。」をコンセプトに、 自己価値を高めたい女性のための情報をお届けしています。

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