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予定のない休日を「もったいない」と思わなくなった

予定のない休日を「もったいない」と思わなくなった

日曜日の夕方、ふとスマホの画面を見る。

今日、写真を一枚も撮っていない。

SNSに載せるような出来事もない。

「今日何してた?」と聞かれたら、「何もしてない」としか答えられない。

その瞬間、胸の奥に小さな罪悪感がよぎる。

せっかくの休みだったのに。

もったいないことをした。

カフェに行けばよかった。

友達を誘えばよかった。

何かしら生産的なことをすればよかった。

——でも本当に、何もしない一日は「もったいない」のだろうか。

✦ ✦ ✦

「もったいない」と感じるのは、休日を「成果」で測っているからだ。

どこに行ったか。何を食べたか。誰と会ったか。何を達成したか。それらが一つもないと、その日は「無駄な一日」に分類される。

でもこれは、仕事と同じ基準で休日を評価しているということだ。

仕事では成果が求められる。でも休日は、成果を出す日ではない。休む日だ。休日に成果を求めること自体が、本来は矛盾している。

何もしない日を「もったいない」と思うのは、何もしていない自分には価値がないと思っているからだ。何かをしていないと、存在を正当化できないと感じている。

✦ ✦ ✦

何もしない時間を自分に許可できるということは、実はとても難しい。

なぜなら、何もしていないとき、目の前にいるのは「裸の自分」だからだ。

予定がない。やることがない。成果もない。SNSに載せるものもない。そのとき、自分の存在を支えてくれるものが何もない。自分が自分でいるだけで十分だと思えないと、その時間は不安になる。

逆に言えば、何もしない休日を穏やかに過ごせる人は、何もしていない自分にも価値があると知っている人だ。

何かをしている自分だけでなく、何もしていない自分も、同じように「いてもいい」と思える。それは自分への信頼であり、深い意味での自己受容だ。

✦ ✦ ✦

次の休日、予定がなかったら、一つだけ試してみてほしい。

「もったいない」と思った瞬間に、言い換えてみる。

「今日は、何もしなくていい日だ」

何もしないことを「失敗」ではなく「許可」として捉え直す。

ソファでぼんやりする時間。

窓の外を眺める時間。

お茶を一杯飲むだけの時間。

それは空っぽの時間ではない。自分と静かに過ごしている時間だ。

何もしない日の夜に、「もったいなかった」ではなく「ゆっくりできた」と思えたら、それはもう、自分を信頼し始めている証拠だ。

PRIELLE編集部

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