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ビューティー STEP3

ネイルを「自分で見て嬉しい色」で選んでみた

ネイルを「自分で見て嬉しい色」で選んでみた

ネイルの色は、いつも無難なものを選んでいた。

ベージュ、薄いピンク、クリア。仕事でも浮かないし、誰にも何も言われない。本当はもっと好きな色があるけれど、「派手すぎるかな」「年齢的にどうかな」「浮いたら恥ずかしいな」と思って、結局いつもの無難な色に落ち着く。

ある日、ふと、本当に好きな色を選んでみた。少しくすんだ、深みのある色。「これ、私には派手かな」と一瞬迷ったけれど、心が動いたほうを選んだ。

塗り終えて、手をかざしてみる。いい。すごく、いい。

それから、一日に何度も、自分の手元を見るようになった。パソコンを打つとき、スマホを持つとき、コーヒーカップを握るとき。そのたびに、ちょっと嬉しい。誰にも気づかれていないけれど、私だけが知っている、小さな幸せ。


あなたは、誰のために色を選んでいたのか

ネイルの色を「無難に」選ぶとき、あなたは誰の目を気にしているだろうか。

仕事の人。すれ違う他人。「年齢的に」という、漠然とした世間の声。浮かないように、何も言われないように、目立たないように。あなたの色選びの基準は、いつも「他人にどう見られるか」だった。

そこには、「自分がどの色を見て嬉しいか」という視点が、すっぽり抜け落ちている。

これは、ネイルだけの話じゃない。服も、髪も、持ち物も。あなたは多くのことを、「自分の好き」ではなく「他人に変に思われないか」で選んできた。無難で、当たり障りなく、目立たない選択。それは安全だけれど、そこに「あなた」は、いない。

無難を選び続けることは、自分の「好き」を、少しずつ手放していくことだ。「これが好き」という感覚を使わないでいると、その感覚は、だんだん鈍っていく。気づけば、自分が本当は何が好きなのか、わからなくなっている。

好きな色を選んだあの日、あなたは久しぶりに、「他人にどう見られるか」より「自分が見て嬉しいか」を、優先した。


自分だけが知っている幸せ

好きな色のネイルが特別だったのは、それが「自分だけが楽しむもの」だったからだ。

ネイルは、基本的に、自分のための装飾だ。他人は、あなたの爪の色なんて、ほとんど気にしていない。だからこそ、ネイルの色は、純粋に「自分が見て嬉しいかどうか」だけで選べる。

そして、好きな色を選ぶと、一日に何度も訪れる「手元を見る瞬間」が、小さな幸せに変わる。誰にも気づかれない。誰にも褒められない。でも、自分だけは知っている。「私、この色、好きだな」と、何度も思える。

この「自分だけが知っている幸せ」こそが、自己満足の、いちばん純粋な形だ。

他人に見せて、褒められて、満たされるのではない。自分が選んで、自分が見て、自分が嬉しい。その完結した小さな喜びは、誰にも奪えない。他人の評価に左右されない。あなたの中だけで、静かに満ちている。

こういう「自分だけの幸せ」を、生活の中にいくつ持てるか。それが、自分を満たせる人かどうかの、分かれ目になる。手元の好きな色は、その第一歩だ。


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次に何かの色を選ぶとき。ネイルでも、服でも、小物でもいい。

「無難かな」「浮かないかな」「年齢的にどうかな」という声が聞こえてきたら、一度それを脇に置いて、自分に聞いてみる。

「私は、どの色を見たら、嬉しい?」

その答えが、少し派手でも、いつもと違っても、心が動いたほうを選んでみる。他人にどう見られるかより、自分が見て嬉しいかを、優先してみる。

そして、その色を身につけたら、一日に何度か、それを眺めてみてほしい。「いいな」と思える瞬間が、何度も訪れるはずだ。

誰にも気づかれない、自分だけの小さな幸せ。それを生活の中に増やしていくことが、自分を満たすということだ。あなたの「好き」は、あなたを機嫌よくするために、ちゃんと使っていい。

PRIELLE編集部

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