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ビューティー STEP3

髪を切った帰り道に、空気が変わった

 髪を切った帰り道に、空気が変わった

髪を切った帰り道は、いつも少しだけ、特別だ。

美容院を出て、軽くなった頭で歩く。

シャンプーのいい香りが、まだ残っている。

ガラスに映る自分を、つい確認してしまう。

風が首筋を通る感覚が、新鮮だ。

たいして大きく変えたわけじゃない。少し整えて、毛先を揃えて、いつもの色に染めただけ。

それなのに、なぜか帰り道の足取りが、来たときより、ずっと軽い。

「髪を切っただけなのに」と思う。でも、その「だけ」が、こんなにも気分を変える。

家に帰って鏡を見て、もう一度、いいな、と思う。明日、この髪で出かけるのが、ちょっと楽しみになっている。


外見の変化は、内側に効いている

「髪を切っただけ」で気分が変わるのは、不思議なことだろうか。

そうではない。これは、外見と内面が、つながっているという、何よりの証拠だ。

人はよく、「中身が大事」「外見にこだわるのは浅い」と言う。たしかに、外見だけを追いかけるのは、他人の物差しのゲームに戻ってしまう。でも、外見をまったく無視するのも、違う。

髪を切って気分が軽くなるのは、自分の見た目に、自分が手をかけたからだ。「私は、自分の見た目を気にかける価値がある」というメッセージが、髪を切るという行為を通して、自分自身に届いている。だから、足取りが軽くなる。鏡を見るのが、楽しくなる。

これは、痩せて誰かに褒められる、というのとは違う。誰に見せるためでもなく、自分が自分の見た目に手をかけて、自分で「いいな」と思えた。その満足は、内側からやってくる。外見を整えることが、そのまま、自分への態度を整えることになっている。

外見の変化を、軽く見なくていい。それは、内側に静かに効いている。


「変えられる」という感覚を、取り戻す

髪を切ることのいちばんの効用は、もしかしたら「自分は、自分を変えられる」という感覚かもしれない。

毎日、同じような自分で過ごしていると、「自分は、こういうものだ」という固定された感覚にとらわれていく。変わらない毎日。変わらない自分。そこには、少しずつ、諦めが混ざっていく。

でも、髪を切ると、自分の見た目が、わかりやすく変わる。「あ、変えられるんだ」という、小さな実感が湧く。自分は、固定された存在じゃない。手をかければ、変えられる。その感覚は、髪型だけの話じゃなく、生き方全体に、静かに広がっていく。

しかも、髪を切るという変化は、リスクが小さい。失敗しても、また伸びる。だからこそ、気軽に「変えてみる」を試せる。前髪を作ってみる。少し短くしてみる。色を変えてみる。その小さな冒険の一つ一つが、「自分は変われる」という感覚を、育ててくれる。

劇的に変わる必要はない。「悪くないな」と思える程度の、小さな変化でいい。その「悪くないな」を、髪を切るたびに積み重ねていく。やがてそれは、自分への信頼に変わっていく。


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最近、なんとなく毎日が同じに感じるなら。鏡を見ても、心が動かないなら。

予約を、入れてみる。

そして美容院で、ほんの少しだけ、いつもと違うことを試してみる。

毛先を整えるだけでもいい。少し明るくするだけでもいい。大きく変えなくていい。「悪くないな」と思える程度で、十分だ。

帰り道、軽くなった頭で歩きながら、ガラスに映る自分を確認してみる。足取りが、来たときより少し軽くなっていたら、それがあなたの心が動いた証だ。

髪を切っただけ。でも、その「だけ」が、明日のあなたを、少しだけ機嫌のいい自分にしてくれる。その小さな変化を、自分のために、ときどき自分にあげてほしい。

PRIELLE編集部

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「あなたの価値は、あなたが決める。」をコンセプトに、 自己価値を高めたい女性のための情報をお届けしています。

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