化粧を楽しいと思えるようになった
化粧が、ずっと義務だった。
しなければいけないもの。出かける前にこなすタスク。遅刻しそうな朝でも、すっぴんで出るわけにはいかないから、急いでやるもの。
楽しいと思ったことが、あまりなかった。
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「しなければならない」化粧
化粧が義務に感じる理由は、「誰かの目のためにしている」からだ。
職場で「ちゃんとした見た目」に見られるために。
デートで「かわいく見られる」ために。
友人の前で「清潔感がある」と思われるために。
誰かの基準を満たすためにしている化粧は、作業だ。やらなければいけない理由がある分、やらないという選択肢がない。義務になる。
義務は、楽しくなりにくい。
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「義務」から「表現」へ
化粧を楽しめる人は、化粧を「自分を表現するもの」として使っている。
誰かに見せるためではなく、今日の自分の気分を、顔の上に置く。「今日はこんな気分だ」という感覚を、色や形で表す。
誰かに評価されなくても、自分が「いい感じ」と思えれば、それでいい。
その発想の転換が、化粧を義務から表現に変える。
化粧は、誰かのためではなく、自分のためにできるものだ。
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誰にも見せない日のメイク
試してみてほしいことがある。
どこにも出かけない日、一人でいる日に、化粧をしてみてほしい。
誰にも見せない。
誰の評価も関係ない。
ただ、自分がやってみたい色を使う。
普段は「派手かな」と思って使えないアイシャドウを開ける。
好きなリップをつける。
誰の目も関係ない状態で、自分の顔の上で遊んでみる。
それが気持ちいいなら、化粧はすでに義務ではなくなっている。
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鏡の中の自分に、ときめくか
今日のメイクを終えたとき、鏡を見てほしい。
「これでいい」という確認ではなく、「これが好き」という感覚があるか。誰かに見せる前に、自分が少しときめいているか。
そのときめきが、化粧を義務から表現に変える瞬間だ。
今日のメイク、誰かに見せる前に、自分が好きかどうかを先に確かめてみてほしい。