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プリンセスマインド

あなたの価値は、あなたが決める。

マインドセット STEP4

おごってもらうとき「いいです」と言ってしまう

おごってもらうとき「いいです」と言ってしまう

財布を出す。

相手が「いいよ、出すよ」と言う。

「えっ、いいです、割り勘で」と答える。

「いいから」と言われる。

「でも本当に」と言う。

「いいって」と言われる。

結局、出してもらう。

「ありがとうございます」と言いながら、どこかずっと申し訳ない気持ちが残る。帰り道、「次は絶対自分が出そう」と思う。それだけじゃ足りない気がして、「何かお礼しなきゃ」と考える。

おごってもらっただけなのに、なぜこんなに落ち着かないのだろう。

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「申し訳ない」の正体

おごってもらうことへの申し訳なさは、礼儀や謙虚さとは少し違う。

礼儀なら、受け取ってから「ありがとうございます」で完結する。謙虚さなら、一度断って、受け取れる。でも申し訳なさは、受け取った後も消えない。「これでいいのか」という感覚が、じわじわと続く。

その感覚の正体は、こうだ。「私はこれを受け取っていい存在なのか」という問いが、消えていない。

おごってもらうという行為は、「あなたのためにお金を使いたい」という相手の意思の表れだ。それを受け取ることは、「私はそれに値する」と暗黙のうちに認めることになる。その認め方が、できない。

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「いいです」は優しさじゃない

「いいです」と言うとき、相手への気遣いのつもりでいる。負担をかけたくない、という気持ちは本物だ。

でも正直に言うと、「いいです」の半分は自分のためだ。

受け取ることで生まれる申し訳なさを、感じたくない。「借りを作りたくない」という感覚も、ある。何かを受け取ると、返さなければならない、という重さが生まれる。その重さが怖い。

だから「いいです」と言って、その重さごと断ろうとする。

でもそれは、相手の気持ちをも断っている。「あなたのために何かしたい」という相手の意思を、「結構です」と返していることになる。

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受け取ることは、関係を深める

何かを受け取ることには、勇気がいる。

受け取るということは、「あなたの好意を信じる」ということだ。見返りを求められているわけじゃない、純粋に何かしたいと思ってくれている——そこを信じることが、受け取ることの本質だ。

そしてもう一つ。受け取ることは、相手に「あなたの好意は届いた」と伝えることでもある。

「いいです」と断り続けることは、相手の好意を毎回遮断することでもある。受け取ってもらえない人は、やがて差し出すのをやめる。関係が、少しずつ薄くなっていく。

受け取ることは、弱さじゃない。関係を育てる行為だ。

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「ありがとう」を先に言う

次におごってもらうとき、「いいです」より先に「ありがとう」を言ってみてほしい。

「ありがとうございます、ごちそうさまです」——それだけでいい。申し訳なさは、まだあっていい。でもその申し訳なさを口に出す前に、まず受け取る。

受け取ることは、一回で上手くならなくていい。「ありがとう」の後にまだ「でも」が出てきても、それでいい。ただ、順番だけ変えてみる。

受け取ることの練習は、小さな「ありがとう」から始まる。


好意を差し出してくれた人に、「ありがとう」を届けることが——あなたにできる、一番誠実なお返しだ。

PRIELLE編集部

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PRIELLE 編集

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