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コンビニのサラダを、ちょっといいものに変えてみた

コンビニのサラダを、ちょっといいものに変えてみた

昼休み、いつものコンビニで、いつものように菓子パンとおにぎりを手に取りかけて、ふと立ち止まった。

隣の棚に、彩りのきれいなサラダが並んでいた。少し高い。いつもなら「サラダだけじゃ足りないし、高いし」とスルーするやつだ。でもその日は、なんとなく手に取ってみた。

レジで少しだけ高い金額を払って、オフィスの自分の席で蓋を開けると、緑とオレンジと紫が目に飛び込んできた。鶏肉も入っている。フォークで一口食べると、思っていたより、ずっとおいしかった。

「私、こういうの食べたかったのかもしれない」

ぼんやりとそう思った。痩せるためじゃなく、ただ、今日の自分の体が、こういうものを欲しがっていた気がした。


あなたの昼食は、いつも「適当」に決まっている

昼に何を食べるか、あなたはどうやって決めているだろうか。

おそらく、ほとんど考えていない。安いから。早いから。いつも買っているから。お腹が膨れればいいから。「何でもいいや」で、手近なものを掴んでいる。

それは別に、悪いことじゃない。忙しい日々の中で、昼食にいちいち気を配るのは大変だ。でも、ひとつだけ確かなことがある。「何でもいい」で選んだ昼食は、あなたの体への関心が、限りなくゼロに近い状態だということだ。

恋愛で「何食べたい?」と聞かれて「何でもいいよ」と答えてしまうあなたを、覚えているだろうか。あれは、自分の希望を相手に明け渡している状態だった。

昼食を「何でもいい」で選ぶのも、構造は同じだ。今度は相手ではなく、「安さ」や「習慣」や「めんどくささ」に、自分の体への選択権を明け渡している。

サラダを選んだあの日、あなたは久しぶりに、自分の体に「何をあげたい?」と聞いた。そして「ちょっといいものをあげよう」と決めた。それは、自分への小さな主導権の取り戻しだった。


「我慢」と「選ぶ」は、まったく違う

ここで間違えてほしくないことがある。

これは「サラダを食べなさい」「炭水化物を我慢しなさい」という話ではない。ダイエットの記事なら、きっとそう書く。「昼食はサラダに置き換えて、カロリーを抑えましょう」と。

でも、それは我慢の話だ。我慢は続かない。なぜなら、自分の本当の欲求を押し殺しているから。「本当はパンが食べたいのに、痩せるために我慢してサラダを食べる」——これは、自分への優しさではなく、自分への抑圧だ。

PRIELLEが伝えたいのは、その逆。今日の自分の体が、何を欲しがっているかを聞いて、それを選ぶこと。

ある日はサラダが食べたいかもしれない。別の日は、温かいスープがいいかもしれない。疲れた日は、思いきり甘い菓子パンが食べたいかもしれない。それでいい。大事なのは、「安いから」「習慣だから」ではなく、「今日の私はこれが食べたい」で選ぶこと。

我慢して何かをやめるのではなく、自分の声を聞いて何かを選ぶ。その小さな違いが、自分の体との関係を、少しずつ変えていく。


✦ ✦ ✦

明日の昼。コンビニの棚の前で、ほんの数秒だけ、立ち止まってみる。

いつもの手が伸びる前に、自分の体に聞いてみる。「今日は、何が食べたい?」

その答えがサラダなら、ちょっといいサラダを選んでみる。その答えが温かいものなら、スープを選んでみる。甘いものが欲しいなら、お気に入りのスイーツを、罪悪感なしで選んでみる。

「何でもいい」を一回だけ、「これがいい」に変えてみる。

たった一食。でも、自分の声を聞いて選んだその一食は、「何でもいい」で済ませた百食より、ずっとあなたを満たしてくれる。

明日のお昼、あなたの体は、何を求めているだろうか。

PRIELLE編集部

PRIELLE編集部

PRIELLE 編集

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